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“男前な女性”のための、とんかつ&豚しゃぶ店で独立。
「とんかつdining TONKA」(東京・五反田)

【 2006/07/07 】 

7月7日(金)、五反田駅前の繁華街にトンカツと豚しゃぶが楽しめる「とんかつdining TONKA(とんか)」がオープンする。長年、とんかつ専門店で腕を磨いたオーナーが満を持して開店させた、おいしい豚をおいしく提供することにこだわった“新感覚”の豚の店だ。

「とんかつdining TONKA」(東京・五反田)

「とんかつdining TONKA」(東京・五反田)

「とんかつdining TONKA」(東京・五反田)

「とんかつdining TONKA」(東京・五反田)
豚しゃぶ鍋(1人前)2100円は絶品。

「とんかつdining TONKA」(東京・五反田)
豚しゃぶを食べた後の塩ラーメンはあっさり味。

店舗データ
開店:2006年7月7日(金)
住所:東京都品川区五反田1-16-1
TEL:03-6277-3228
席数:36席
坪数:25坪
URL:http://www.tonka-dining.com


■独立するならとんかつ店

「TONKA」オーナーの久保英世さんは栃木県出身。大学入学とともに東京で生活し始めたが、アルバイトで始めた飲食に“はまって”「ドロップアウト」(久保さん)。いくつかの飲食店で働いた後に都内の有名トンカツ店で働き始める。「独立するなら、とんかつだ」と考え、8年間、とんかつ店のノウハウを身に染み込ませた。38歳になった2006年、飲食業界に入った当初から目標に掲げていた「独立」を実現させた。

■男前な女性のための店。

掲げたコンセプトは“男前な女性”のためのとんかつ&豚しゃぶ店。「一般的に女性が入りにくいとんかつ店のイメージを払拭する、ヘルシーで女性でも気軽に楽しめるとんかつ店づくりを目指しました」(久保さん)。店内デザインは黒と白のモノトーンを基調とした“Dining”的空間に仕上げられ、一般的な「とんかつ店」のイメージとは違った個性を発している。長年、とんかつ店で働いた経験から久保さんが可能性を感じていたこと。それが「とんかつ店のディナータイム」だった。単に“とんかつとご飯で食事をする”店ではなく、アルコールと一品料理を楽しみながら豚しゃぶも味わえる“とんかつDining”にすることで、ランチタイム、ディナータイムで異なる魅力を打ち出したかったのだ。開業にかかった費用は自己資金と借り入れを合わせた約2500万円ほど。グラフィックデザイナーの仕事をしていた妹さんに「TONKA」のロゴやメニューブックのデザインを任せ、女性が親しみやすい店舗イメージをつくり上げていった。

■山形県、平田牧場産のブランド豚

さて、同店の料理だが、中心はとんかつと豚しゃぶ。なんといっても豚が命の店である。久保さんが長年、とんかつ店で働く中で培ったものこそ、良質な豚肉を見極める目。目をつけた豚肉はブランド豚の代名詞的存在となっている山形県の平田牧場産。同店の豚はすべて同牧場の豚を使用している。「三元豚」のほか、ピンク色の中にきれいなさしが入った高級ブランド豚「桃園豚」もまるごと一頭仕入れることにした。「とんかつ屋で出す豚肉としては、もっともハイクラスな素材と言えるでしょう」(久保)。しかし、価格は抑え気味に設定した。儲けだけではなく、お客様に本当に美味しい豚肉を召し上がっていただきたいという久保さんの思いが、そこに込められている。

■ランチはとんかつ、ディナーは豚しゃぶ

「TONKA」のランチは、とんかつメニューが中心。ブランド豚を揚げるのは大白ゴマ油とコットン油をブレンドしたコクのある植物油。ソースではなく、塩(深層海塩)で食べるのも女性を意識した“ヘルシーなとんかつ”を打ち出す同店ならでは。ディナータイムの中心は「豚しゃぶ」。昆布にホタテの貝柱、隠し味に揚げニンニクを用いたスープが薄切りのブランド豚によく合う。しめは、豚しゃぶのスープで塩を溶いた塩スープで食べる塩ラーメン。この商品ラインナップ、確かに単なるとんかつ店ではないことがよく分かる。

■五反田繁華街の真っ只中

IR五反田駅から目黒川にかかる橋を越えたあたりから五反田ゆうぽーとまでの通り沿いは五反田繁華街の中心エリア。ありとあらゆる飲食店が通りの両脇にある。しかし、“とんかつ屋”でありながら夜は“豚のダイニング”としても利用できる新感覚の豚の店はこの中にあっても目立つ、斬新さを持ち合わせている。五反田発の豚の新業態がいま、幕を開けた。


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