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ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)
川瀬亮太さん

【 2008/12/11 】 

「プロデューサー」というよりは、「コーディネーター」の色が強いですね、と1978年生まれ現在30歳の川瀬亮太さん。「食」にまつわる様々なことのコンセプト作り〜設計&デザイン、オペレーションにいたるまでを作り上げている。独立を決意したのは27歳、会社組織にし、代表取締役に就任したのは29歳。人との繋がりがいかに大切かを実感している毎日だ。最初に仕事を請けたのも、以前から付き合いのあった会社からだった。そして、今年3月にオープンさせた日本茶専門店「茶来未」も仲間とともに思いを共有したものが形となっている。

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

茶来未(鎌倉) | ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)

企業情報
『ROOTage株式会社』
住所:東京都文京区小石川3-37-9
TEL:03-5684-1868
問い合わせ先:info@root-age.com
店舗プロデュース事例
http://www.f-s-net.co.jp/ flavo/ contents/ 1_143.html

■ 飲食の魅力に出会う

大学時代のアルバイトは焼肉店のホールスタッフだった。学業よりも接客の楽しさに没頭し、気がつくと「スーパーアルバイト」の地位につき新入社員指導などをおこなっていたという。しかし、大学卒業後は広告代理店へ就職する。理由は「企画を学びたかった」という点のみ。様々な企画や販促を学んでいたものの、「仕事のスケールの割りに何かが足りないな」と思っていた矢先、知人が「飲食プロデュース企業コンサルのもと、飲食店をオープンする」というので、足を運んだ。そこで、「コンサル会社が入るとこんなにもおしゃれにお店が出来上がるのか」と感動、早速連絡先を聞き出し、社長宛に電話した。23歳のときだった。

■ 27歳までの道のりと、フリーになる覚悟

23歳で惹きつけられた企業へ転職。その後、本部を夢見て現場からのスタートが始まった。入ってすぐの仕事は、いきなり大阪への研修出向。まだ都心においてメジャーではなかった宮崎地鶏業態のノウハウを学ぶという修行を与えられた。じっくりと全てを吸収し、その後、恵比寿に直営店を立ち上げるまでにいたった。
「この時代ですね、基本の調理オペレーションやサービス、飲食店のマネージメントを身体にしみこませたのは」と川瀬さん。
そのほかの現場出向も含め、丸2年間現場のマネージメントに携わる。
その後25歳のときに、ようやく企画本部への異動話がもちあがった。
「本部に異動したからといって、誰かから“企画とは“と教えられたことは一切ありません。常に、社長の仕事ぶりを間近でみて吸収しましたね。そうしているうちに、抑えるべきポイントがわかってきたのです。」
徐々に自信がついてきた頃、人員補填のためまた現場への異動話が持ち上がった。
「そのころですね、自分の目標に向かうのであれば、少し早いが独立を考えようと決意したのは。」

そして27歳、ついに意を固め会社を退職した。ちょうどその頃、結婚という転機をも向かえていたが、彼女の賛成もあり、会社を辞めることに迷いはなかったという。
フリーの出発は、プランニングから現場オペレーション、また本部機能の構築までを、以前から知る中堅の飲食企業から請け負うところから始まった。結果として企業に在籍していたときよりも、その場の決断力や責任の重さが肩にのしかかってきたものの、自分のペースでビジネスに取り組むことができるため、とても充実している毎日だった。
フリーの活動を始めて2年がたち、「個人事業主としてのビジネスではなく、企業化することで、社会的責任をまっとうしよう」と、株式会社化の道を選んだ。そして2008年7月29歳のとき、ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)を立ち上げる。

■ 鎌倉「茶来未」の立ち上げプロデュース

今のビジネスパートナーでもある茶師の佐々木健氏と日本茶ビジネスについての話がもちあがり、意気投合したのは、昨年11月。
若者は便利なペットボトルのお茶は購入する反面、急須でお茶を淹れる文化が薄れている現状に危機を覚えた。
「このことをきっかけに、全国のお茶屋や茶畑訪問をしてみたり、色々な知識を見につけていくと、日本茶葉市場は、伝統に縛られて、まだまだ未開拓の市場があることに気がつきました。
もっと若者に受け入れられるデザインや企画が必要だなと。」
そして茶師佐々木健氏を代表とし、いきなり鎌倉の若宮大路に2008年3月29日に日本茶専門店の「茶来未」をともに創業したのである。 川瀬さんは同店のコンセプト、内装からパッケージデザインまでプロデュース。飲食店立ち上げのノウハウを活かし、喫茶スペース併設の新しい日本茶専門店が誕生した。
出店にかかった初期経費は1200万とのこと。
今後は、ROOTage株式会社(ルーテージ株式会社)としても、都内での2号店の出店を計画している。

鎌倉若宮 大路 茶来未(ちゃくみ)
住所:鎌倉市小町2-12-35 大路ビル2F
電話:0467-55-5674
営業時間:10時〜19時 年中無休*ビルの休館日はお休み
交通:JR鎌倉駅より徒歩4分
HP:www.chakumi.com

「もちろん、時間が許す限り鎌倉の店舗でお茶を淹れ、接客もしています。お客様へお茶の魅力をお伝えするのが、私達の仕事ですから。
実はHPを立ち上げてから、全国のお茶屋さんや後継者問題で悩んでいる茶農家さんの方から励ましのメールをいただきます。
茶葉市場が縮小傾向にある中で、みなさんが愛情こめて育てたお茶を私達がお客様へ伝える使命をより強く感じるようになりました。」
もともと、ROOTageという社名のrootは「根っこ」「本質」という意味を持っており、rootageとは、「根付く」という意味だ。
川瀬さんは、ただ流行を追いかけたような店づくりにはあまり興味がないという。
「流行ではなく、『本質的な価値』を共に見つけ、それが根付くようにお手伝いをすることが、私達の仕事だと思っています。
2009年は、プロデュース業以外では、飲食店へ美味しく手軽な業務用の日本茶を訴求していこうと思っています。
せっかく、料理にこだわっている店も、ペットボトルの緑茶飲料では味気ないですよね」


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『食愉旬感 HAYASHIYA 〜晴レ時々咲ク〜』(東京・阿佐ヶ谷) 林 和貴さん 【 2009/08/06 】
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