


■店舗DATA
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●えびす酒家
・OPEN:2007年4月17日
・営業時間:17:00〜24:00
・席数:95席
・住所:
・東京都渋谷区恵比寿南1-7-8
・ニューライフ恵比寿2F
・最寄り駅:
・JR恵比寿駅 西口より徒歩1分
・TEL:03-3713-8877
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4月17日(火)、恵比寿駅西口のバスロータリーから徒歩1分の場所に「ベタ」な新店が開店した。ただし、「ベタ」さ加減がうまい具合に“恵比寿で軽く飲む時”のニーズにハマリつつあるようで、開店してまだ間もないがすでに多くの客で賑わっている。
■ 居酒屋ではなく、酒場
「えびす酒家」が掲げるコンセプトは「酒場」。一日の終わりに一息つきたい時、ビールを飲みながらやきとんを数本。気のおけない友人と会って話をする時、焼酎やホッピーを飲みながら、黒おでんを。なんでも揃う居酒屋で、食事を楽しみながら飲む、というよりむしろ、酒を飲む場所に気の効いたつまみがあるというイメージである。
■ 安心価格を徹底
“酒場”のつまみはどれもリーズナブル。「生ビール」(380円)をはじめ、やきとん「ばら」(150円)、「たん」(120円)「はつ」(100円)、黒おでん「黒はんぺん」(120円)、「大根」(80円)、串揚げに「赤ウインナー」(100円)といった具合だ。加えて約50種類揃う焼酎も全品380円と、安心価格は徹底されている。
■安さと美味しさのバランス
安い、とはいえ「安かろう、まずかろう」にはなっていない。自家製タレを用いたやきとん、特製の黒ダシが染み込んだ黒おでんなど、随所にちょっとした工夫が隠されている。過度な期待は抱かない価格だが、ふと食べると、ふとおいしいと感じさせてくれる意外性があるのだ。同店の経営は「刻」などを展開する外食専門コンサルティング会社フーディーズ。「えびす酒家」のプロデュースは主に同社の荒井秀樹氏が担当した。「房'S」「路地」など話題になった飲食店を数多く企画してきた経験を持つ荒井氏が中心となって、「リーズナブルさ」と「美味しさ」のバランスがとれた料理を開発した。
■酒家、酒場が他のエリアにも
夕方、恵比寿駅の西口改札を通ると、待ち合わせらしき人たちを多く見かける。いまや「集合場所」としてメジャーとなった恵比寿だけに、改札前や恵比寿交番付近は待ち合わせのメッカだ。恵比寿にはキャラが立った個性的な飲食店も多いため、待ち合わせてそれらの飲食店を目指す人は多いだろう。ただ、その一方で、“どこでもいいから安い店”を、待ち合わせてから探す人も多いのではないだろうか。そんな時、駅からすぐのこの「えびす酒家」がハマルのである。しかし、今後、他のエリアでも「○○酒家」業態を展開させていく予定があるうえ、立ち飲み業態「○○酒場」の出店も企画されているという。“ベタ旋風”が巻き起こるか、注目である。
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