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飲食店を世の中に発信する「フードライター」(30代男性)の目線の先をご紹介。
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今週のこの人この店このグルメ 【 2006/01/12 】 

ジンギスカン・立ち飲み・バル

ジンギスカン・立ち飲み・バル

ジンギスカン・立ち飲み・バル


バル、立ち飲みの次は?「2006年に流行る業態とは」

ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル


■店舗データ
ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル
住所東京都渋谷区恵比寿
2-23-3 1F
TEL03-3440-5858
営業時間PM7:00〜AM3:00(LO)
定休日月曜日


■2005年の番付は?

2006年になったからといって食のトレンドがすぐに変わるはずはない。街に出て飲食店を見ればやはり、去年の暮れと同じ傾向が見て取れる。流行りモノ好きの各メディアが取りあげなくなっても、ジンギスカンや立ち飲み、バルやモツ鍋店は当然のようにいまだ人気だ。いまさらだが、2005年を番付風にまとめると、「ジンギスカン」「立ち飲み」は確かに横綱だった。次に「バル」「モツ鍋」が大関といったところだろうか。これだけ「分かりやすい業態」が流行りとして定着した年はもしかしたら珍しいと言えるかもしれない。

というのも数年前、「創作なんとか」と謳うことが確かに時代をとらえた時期があった。いわゆる創作料理ブームである。しかし、時がたてば店名に「創作」を付けること自体が「今風でない」時代がすぐにやってきた。2003年ごろだ。だが、そうこうしているうちに狂牛病や鶏インフルエンザが発生、食の安全が世間で注目される時代がやってくる。飲食業界では食材の生産地を全面的に押し出しながら、安全とこだわりを消費者に訴える「産地系」が流行する。豚ブームもその一つと言えるだろう。おおよそ2004年ごろの傾向である。そして2005年。ここ数年の流れを汲みながら、さまざまな「業態」がブームになり、多くの類似店が生まれることになった。いまや地方でもジンギスカンやモツ鍋店が出現し始めているらしい。

■ 2005年は結局どこも「リーズナブル」

2005年に流行った業態を見るとどれも押しなべて売りが「リーズナブル」であったことは共通する。「ジンギスカンセット1000円」「立ち飲みで一杯400円」など、「入り口」が低価格なため、消費者は思わずひかれて店に入った。そしていまもこの流れは確かに続いている。では、この流れの次にいったいどのようなトレンドが生まれてくる可能性があるのだろうか。流行りの業態の今をみることから考えてみたい。

■“おいしい店ならまだ”行きたくなるジンギスカン店

まずはジンギスカン。もうジンギスカンにはそれほど惹かれないという声も聞かれるが、街を歩けば“おいしい方”のジンギスカン店の前に出来る行列を見ることができる。本当に価値のある店はまだまだ順調のようだ。ただ、これだけジンギスカン店が乱立すると“にわか参入組”は2006年にどれだけ流行り続けるのかは気になるところだ。

■ 銀座バルは一般に普及

次はバル。いわゆるスペイン風立ち飲み店の発信源となったのは銀座。オザミグループの「カタランバー・バニュルス」、ピッツァ、イタリアンをはじめとした業態を展開するグラナダの「pero」、豚にこだわった「エル・セルド」、老舗の「銀座スペインバル」など、いまどきの若い女性が立ったまま生ハムとワインを楽しむ光景が銀座のあちらこちらで見かけられた。ユニークなのはどこも座れる席を設けている点。単にスタンディングの店であるだけでなく、時には本格的な食事も楽しめる場も提供している。

■ もしやビストロ?

勝手ながら、注目したいのはここだ。つまり、カジュアルながら、座って楽しめる業態である。ある関係者は「景気が上昇するとワインがブームになる」と言っていた。真偽のほどは定かではないが、確かにそんな気もしないではない。そこで注目したいのがビストロだ。スペインのバルやイタリアンのバールの次に、「リーズナブルのり」で負けている感のあるフランス関係の飲食店がこれからのカギであるように思われるのだ。
その代表とも言えるのが広尾にある「ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル」。白金のフレンチ「シェ・トモ」が生み出したビストロ系店舗である。カジュアルな雰囲気の中でリーズナブルなフランス料理を楽しめる店として今、人気だ。フランス料理と言われると確かに高級店は敷居が高い。レストラン慣れしていない消費者にとってはまったく身近なものではないだろう。しかし、リーズナブルにしかも時にはシェアしながら、ワインとともにカジュアルにフレンチを楽しめる店舗であれば、どうだろうか。
昨年末、リーズナブルな価格のワインと料理で圧倒的な人気の渋谷のフランス料理店「コンコンブル」が二号店「クレッソニエール」を新宿にオープンさせた。勝手に解釈すれば、この傾向が今後、さらに加速して広がりを見せるのではないだろうか。いつまでも生ハムとワインではないだろう。パテとリエットでワインを楽しむだけでもよし、時にはスープもメインも楽しむ。これをビストロというのかカフェというのか、微妙なところではあるが、いずれにせよ、リーズナブルなフレンチ業態。注目したい。



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