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今週のこの人この店このグルメ 【 2008/10/30 】 

「飲兵衛パスポート」で繁華街・野毛が活気づく!

「飲兵衛パスポート」で繁華街・野毛が活気づく!

「飲兵衛パスポート」で繁華街・野毛が活気づく!


「飲兵衛パスポート」で繁華街・野毛が活気づく!

「飲兵衛パスポート」で繁華街・野毛が活気づく!



「飲兵衛パスポート」で繁華街・野毛が活気づく!



インフォメーション
野毛地区振興事業共同組合
「野毛大道芸ブランド事業」事務局

電話:045−663−1081

ウェブサイト「野毛大道芸ブランド」
http://www.noge.biz/

■ 飲兵衛のパスポート?

9月12日、飲食店で使えるクーポン券付きガイドブック「野毛飲兵衛パスポート」が横浜の繁華街、野毛エリア一帯で発売された。同時に “ディープ”な飲食店街として知られる野毛に潜む、“多様な世界(店)”をこのパスポートを使って旅するイベント「野毛飲兵衛ラリー」もスタート。横浜の歴史ある街がこの秋、色めいている。

■ 48店をクーポンで

パスポートの1ページ目をめくると、「野毛を訪ねる本旅券の所持人を通路支障なく旅行させ、かつ、同人に必要な美味飲食を与えられるよう、関係の諸店に要請する」と、本物さながらの文言が目に飛び込んでくる。全46ページのパスポート内には、野毛エリアの地図や48店の飲食店情報のほかに「野毛飲兵衛ラリー」を楽しむためのルールも書かれている。そこでは、パスポート購入者は掲載48店から好みの店を選んで店に入り、クーポン券を渡してそれぞれの店が用意する飲み物やつまみ、食事などを楽しむといったラリーの仕組みが説明されている。1冊3600円のパスポートには6枚のクーポン券がつき、1度に使うクーポンの枚数は店によって異なる(1枚・600円分〜3枚・1800円分)。

■ 「ハシゴ」がカスタマイズ可能

48店の個性は実に多様で、大衆的な居酒屋や寿司店から、立ち飲み、スペインバル、スナックまである。だからたとえば1杯目は立ち飲み店やスペインバル、イタリアンバールなどでビール、ワインで喉を潤し、調子が出てきたところで居酒屋に移動し、つまみとともにもう1杯、最後のクーポンはちょっと勇気を出してドアを開けるのも思わず躊躇してしまうような玄人好みのスナックやバーに足を向けてみる……といったふうに、実に様々な遊びを好みで自在に組み立てられる。いわば「ハシゴ」をカスタマイズする楽しみも、パスポートは与えてくれるのだ。

■ すでに1600冊も

この愉快なパスポートを発行したのは、野毛地区のまちづくりに関する各種事業を行う野毛地区振興事業共同組合。同地区は1980年代から「大道芸」を地域活性化の柱の1つにしており、昨年6月に施行された「中小企業地域資源活用促進法」で、同組合の実施する「野毛大道芸を中核にしたブランド事業」は、国の第一号認定を受け実施している。「野毛飲兵衛ラリー」も、こうした地域活性化のためのブランド事業の一環として行われている。事務局によると、10月下旬にはすでに1600冊のパスポートが売れ、なかにはパスポートを持って来店する客の8割が一見客という店舗もあるなど、パスポートは新しい顧客を呼び込むのに特に効果を発揮しているようだ。参加飲食店の反応もおおむね好評という。取材日は土曜日だったが、もしかしたらパスポート効果なのかとも思われるような人通りが、18時頃の野毛には見られた。

■ もとは横浜エリアの中心の1つ

野毛は、JR桜木町駅と京急日ノ出町駅を最寄り駅とする繁華街だ。エリア内には縦横に通りが走り、それぞれの通り沿いには数え切れないほどの味わい深い飲食店がひしめいている。今でこそ古さが醸す味わいが魅了の1つにさえなっている野毛だが、昔は横浜エリアの中心的エリアの1つだった。現在の桜木町駅は明治5年、日本で最初の鉄道が開通したときの、初代横浜駅だった。近隣、伊勢佐木町など関内地区は戦後米軍に占領され、大岡川を挟んだ野毛地区は闇市として栄えた。

■ 要因が重なって賑わいが薄れた

しかし、その後、鉄道や幹線道路の整備、桜木町駅をはさんで野毛のちょうど反対方向に広がるみなとみらいエリアの地域開発、2004年の横浜⇔桜木町間廃線など、長年にわたって様々な要因が重なりあった結果、野毛の賑わいが徐々に薄れていった。もちろん、こうした状況に対し、地域は黙って見ていたわけではない。地域活性化に向けた取り組みの歴史も古く、1985年ごろから野毛地域の人々によって様々な活動が行われてきている。いくら販促になるとはいえ、50店近い飲食店がクーポン券を使って客に商品を提供する取り組みに一緒になって参加する現状があるのは、もしかしたら活性化に向けて活動してきた長い間があるからこそ、なのかもしれない。
「飲兵衛ラリー」は来年3月末まで続く。歴史ある飲食街の活性化策を一度、体験してみて損はなさそうだ。


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