
シャキッと素敵に盛りつけられたブリックは、まるでオブジェ。かわいい三角形は食卓のアクセントにもなる。 |

【 2007/08/02 】
「郷土料理で世界一周」第2回目は、アフリカ大陸最北端、地中海の国チュニジア共和国! 北は地中海、南はサハラ砂漠、と豊かな自然に育まれたチュニジアは、食文化もとてもユニーク。地中海のシーフードに加え、先住民ベルベル人の伝統料理クスクス、フランスやイタリアワインのルーツと言われるチュニジアワインの生産も盛んときた。そんな、アフリカNo.1の美食家チュニジア人が愛してやまない「ブリック」とはいったい何!? 大久保にあるチュニジア料理レストラン「ラジュール」さんで、食べてまいりました。ブリック!
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チュニジア料理を日本に広めるべく、8年前に来日されたハジリさんご夫妻。流暢な日本語と笑顔に癒される。
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「昔はデートのたびに、ブリックをテイクアウトして彼女と散歩しましたよ。懐かしいなあ。」
奥様ソニアさんとの甘酸っぱい思い出を語ってくださったのは、店主のハジリ・モラドさん。あまりお金がない若い頃は、手軽なブリックがデートの強い味方だったそう。ブリックは、外で小腹がすいたときにパクッ、レストランでは前菜としてパクッと、どんなところでも食べられ、チュニジア人の骨の髄まで染み込んでいる、まさにソウルフード。とにかくみんな大好きで、「1日1個は絶対食べます!」と言い切るモラドさん。実際、日本人が毎日お米を食べるように、チュニジア人はブリックを食べているそう。

卵をトロトロに仕上げるポイントは、高温の油でさっと揚げること。皮がキツネ色になったらOKです。
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そうこうしているうちにソニアさんが運んできてくれました、三角形のニクいヤツ。
「卵のところからガブッと食べてください。」
二等辺三角形の底辺部分、卵が詰まっているあたりにかぶりつくのが正しい食べ方らしい。えいやっ!とかぶりつくと、あつあつの半熟卵が勢いよくブシュ!口の中にトローッとあふれ出してくる!
「こぼれちゃうよ、すすってすすって!」
すかさずモラドさんからフォローが入り、慌てて吸い込むも、少しこぼしてしまう。
「おそばを食べるみたいに吸い込むのがコツですよ。」
とおっしゃるが、トロトロの黄身をこぼさずに食べるのはかなり難易度高め。チュニジアには、「ブリックをきれいに食べられないと、お嫁に行けないわよ!」なんて言葉もあるほど。あ、ということは、私は結婚できないわけですか、ムキー!

かつては「ローマの穀倉地帯」と呼ばれたほど、食材が豊富。地中海をはさんで、イタリアとお隣同士です。
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さて、肝心のお味はというと、、、これがスゴイ!! 一口目は、まるで卵ごはんのジャガイモ版のような味で、とてもマイルド。最も贅沢な卵の部分を食べ尽くすと、今度はツナの旨味が口の中に広がる。卵はあつあつトロトロ、皮はパリパリサクサクで、お口が喜ぶ食感もグー。つぶしたジャガイモ、ツナ、卵などを、マルスーカという薄い皮で包み、カリッと揚げたもので、材料も味付けも極めてシンプル。そんな素朴な味だからこそ、毎日食べても飽きない「国民食」に成り得たのでしょう。日本人好みの味なので、日本でブリックの屋台を出せば結構流行るかもしれません!?
レシピは簡単で、ややこしいスパイスも一切無し。晩ごはんのローテーションにすんなり加えられると思います。春巻の代わりにブリック、作ってみてはいかがでしょうか。本場の味に近づけるコツは、とにかく揚げたてをすぐに食べること!ブリックのおいしさは、一にも二にも、あつあつトロトロパリパリなのです。モラドさん、ソニアさん、シュクラン ジャズィーラン!(アラビア語でありがとう)
■ Recipe
● ブリック(4人分)
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<材料>
- 春巻の皮 4枚
- ツナ 1缶
- ジャガイモ 1個(サイコロ切り)
- タマネギ 1/4個(みじん切り)
- イタリアンパセリ 適量(みじん切り)
- ケッパー 12個
- 卵 4個
- レモン 1/2個
- サラダ油、塩、こしょう 適量
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<作りかた>
- ジャガイモ、タマネギ、イタリアンパセリをひたひたのお湯で茹で、柔らかくなったらマッシャーでつぶす。
- 小さめのお茶碗の上に春巻の皮を広げ、真ん中にくぼみを作る。
- くぼみに、1とツナをほぐして入れて、丸く土手を作り、ケッパーを散らし、軽く塩、こしょうする。
- 土手の真ん中に卵を割り入れる。卵を入れると皮が破れやすいので、手早くしましょう。
- 三角形に二つ折りして、サラダ油で揚げる。
- 全体にキツネ色になったら出来上がり。レモンを絞っていただきます!
チュニジアの唐辛子ペースト「ハリッサ」をつけてもおいしいので、是非お試しを。
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■ Information
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お店ではチュニジアの雑貨も販売されています。写真の他、女子の大好きなアクセサリーやカゴもいっぱい!
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【チュニジア料理が食べられるお店】
● チュニジア料理レストラン「L'Azure ラジュール」
東京都新宿区百人町1-24-8新宿タウンプラザ2F-A1
TEL:03-3366-4004
JR大久保駅南口より徒歩1分
営業時間:ランチ11:00〜14:30(L.O.14:00)
営業時間:ディナー17:30〜24:00(L.O.23:00)
定休日:無休
http://gourmet.yahoo.co.jp/ 0007080329/ 0010738353/
クスクスを始め、本格的なチュニジア料理が食べられます。お店の雰囲気はアットホームそのもの!
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